結果はお金で買えない!
「道具+スキル+活用→結果」のPDCAが重要!

業務ソフトウェアは、経営・業務をより良くするための「道具」です。テクノロジーは進化していきますし、IT業界動向も変化していきますし、お客様がITに求めるものも変わっていきます。その時のトレンドに乗ったBuzzワードが飛び交い、流行りのITシステムを導入するとなんとなく効果が出るんじゃないかという感覚をお持ちになられるお客様もたくさんいらっしゃいます。しかしながら、どんなトレンドの時であろうとも「お客様は良い結果を出すために、良い道具を求めている。」という本質は変わらないものと思います。
ゴルフに例えれば、高価な最新モデルのドライバーを購入すればすぐにスコアアップする!と信じたいところではあるものの、現実にはお金でスコアを買うことはできず、地道に練習して腕を磨かなければスコアアップはかないません。また、ドライバーだけ練習してティーショットの飛距離が伸びたとしても、アプローチ・パットのスキルも高めてゴルファーとしての総合力を高めなければ結果は出せません。しっかりと練習して各道具を使いこなせるようになってこそ、また、各ラウンドの結果を分析しながらPDCAをまわし続けてこそ、スコアアップという結果を手にすることができます。では道具はどうでもいいのかというとそんなことはなく、腕を磨けばちゃんと結果を出せる道具を揃えていることが結果を出すための前提条件となります。つまりは、「道具+スキル+活用→結果」であり、さらには結果を見ながらPDCAをまわし続けることにより、より良い結果に繋げることができるものと考えています。「ITシステムを購入すればすぐに結果が出るはず!結果が出ないのはITシステムとベンダーのせいだ!」と思いこまれている方がなんと多いことか。お金でスコアを買おうとゴルフクラブにたくさんの無駄な投資をしてきた、かつての私を見ているような気持ちになります。

2023年7月3日に前社長山村氏より経営のバトンタッチを受けました。山村氏は貿易業務に精通されており、「業務に役立つ道具としてのソフトウェア」に対しての意識が非常に高く、お客様のビジネスの成功をイメージしてソフトウェアを作り続けてこられました。TRADINGは派手さには欠けるものの、非常によくできた道具です。この道具をきちんと活用できれば、手間のかかる貿易業務を効率的に行えるようになることは間違いありません。今後もこの姿勢を会社文化として継承し、より良い道具となるようにTRADINGをブラッシュアップし続け、より多くのお客様にTRADINGをご採用いただけるように営業方法・提供形態を工夫し、より有効活用してビジネスの結果を出していただけるようにサポート体制を充実させてまいります。そして、日本の貿易会社を陰で支えるキラリと光る会社を目指して、社員一同、誇り高く事業に取り組んでまいります。

2023年7月 代表取締役社長 梅田源